福島県福島市五老内町 紅葉山公園 板倉神社境内

建立日:昭和41年4月29日

つばくらめちゝと飛びかひ阿武隈の岸の桃のはな今さかりなり

 

【歌碑情報】

 牧水は大正5年3月中旬から東北を巡る旅に出かけた。青森では生まれて初めての乗馬を体験し、東北の雪深い情景を味わっている。4月末、最後に訪れた福島は、遅い春たけなわであった。

 牧水が福島を訪れて50年となる昭和41年、有志により歌碑建設計画が進められた。また、この歌を基に、福島出身の作曲家古関裕而が「阿武隈の歌」と題して作曲した。除幕式では古関自身が指揮を執り、歌が披露された。