日向若山牧水顕彰会について
歌人若山牧水は、国民的歌人として多くの人々に愛されています。自然、旅、酒そして故郷と人を愛した牧水が伝えたかったこと、それは「自然とヒトとのあり方」です。牧水は自然豊かな日向市東郷町坪谷に生まれ、そこで「人間は自然の一部」という原理を体感しました。それゆえ彼の短歌は自然愛に溢れ、没後90年を経てなお彼の短歌またその生き方は我々を惹きつけるのです。また生涯で1700日ほどを旅人として過ごし、独特の味わいをもつ紀行文を多く発表した牧水は、旅の歌人としても知られています。
全国に足跡を残した牧水は、その地域の人々によって約300基の歌碑が建てられ、歌碑祭が開かれるなど親しまれています。近年こうした活動は、牧水の業績をたたえ、永く後世に伝えていこうとする顕彰活動に発展し、その広がりと充実が見られるようになりました。
牧水の故郷にある本顕彰会は昭和26年7月に結成され、同年9月17日(牧水の命日)に開催した第1回牧水祭以来、生家の保存及び牧水記念館の運営、牧水祭の開催や全国牧水顕彰サミット、全国こども短歌まつり等の顕彰活動に取り組んできました。平成14年には、これまでの行政主導の組織体制から会員制へ移行して、会報「みなかみ」を発行し、会員に対する情報提供に努めるとともに、平成17年4月に開館した「若山牧水記念文学館」の運営を日向市より委託されています。
我々はその活動を通して、牧水が示した「自然とヒトとのあり方」が多くの皆様に広がっていくことを願います。そこには人と人との輪が生まれ、それが地域社会の発展の一助につながればと考えるところでもあります。
つきましては本顕彰会の趣旨をご理解いただき、ぜひご入会していただきますよう、ご案内申し上げます。
日向若山牧水顕彰会 会長 那須文美
沿革
昭和22年 | 11月、牧水生家の裏山に、地元有志の手により全国で9番目の歌碑が建立される。 |
昭和26年 |
東郷村長の小野弘、東郷中学校長の塩月儀市(いずれも当時)を中心に若山牧水顕彰会を結成。 当時は非会員制であった。9月、生家裏山の歌碑にて第1回牧水祭を開催。 |
昭和29年 | 牧水と親しかった人々から原稿を集め、「牧水先生の思い出」を出版。 |
昭和40年 | 牧水生家を遺族より購入(東郷村所有)。生家修復ならびに記念館建設に向け募金活動を開始。 |
昭和42年 | 11月3日、牧水の長男旅人が設計を手がけた牧水記念館が開館。運営を委託される。 |
昭和49年 | 牧水の秀歌100首からなる「牧水かるた」を制作。 |
昭和51年 | 顕彰会が主催し、東郷町内の小中学生による第1回牧水かるた大会を開催。 |
平成14年 | 東郷町若山牧水顕彰会に改称、会員制に移行する。 |
平成17年 | 牧水公園内に若山牧水記念文学館が開館。日向市より運営を委託される。 |
平成18年 | 日向市と東郷町が合併。 |
平成19年 | 日向市東郷町若山牧水顕彰会に改称。 |
平成21年 | 長年親しまれた牧水記念館を解体、跡地に牧水・喜志子夫婦歌碑を建立。 |
令和 元年 | 日向若山牧水顕彰会に改称。 |
入会について
入会申込書は下のボタンから入手できます。
入会条件
1.入会にあたっての条件および制限はありません。個人または団体での入会ができます。
2.会員資格は入会した年の4月から1年です。(期限前にご案内をいたします。)
特典
1.会員証を発行し、会報紙「みなかみ」をお届けします。
2.関連行事の案内等、牧水顕彰情報を提供いたします。
3.若山牧水記念文学館の入館料は無料です。
会員の種別と会費
1.賛助会員:10,000円(年額1口以上)
2.正 会 員: 1,000円(年額1口以上)
会費納入方法
1 現金納付 |
2 郵便振替口座記号:01770-9 |
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3 口座振込金融機関:日向農協 東郷支店 |
入会申込先・お問合せ
〒883-0211 宮崎県日向市東郷町坪谷1271番地
若山牧水記念文学館内 日向若山牧水顕彰会事務局
TEL:0982-68-9511/FAX:0982-68-9512